こんにちはドリーです。
今回はホームセンターで購入する芝生とネット通販で購入する芝生の違いについて解説します。
芝生を買おうと思うけどホームセンターとネット通販とどっちがイイの?
せっかく買うなら安くてよいものを買いたいわ
芝生を購入するとき、インターネットで購入したいけど送料がかかるから、ついついホームセンターで購入していませんか?
また、ホームセンターで購入したいけど、店舗入荷後の芝生管理が悪いと思って、ついついインターネットで購入していませんか?
もし、あなたがこのように決めつけや思い込みで購入しているのであれば、もったいない買い方をしてますよ。
せっかく購入するならどんな違いがあるかを知ったうえで、納得して購入したいですよね。
私は芝生を育てて5年目になり、約35㎡の芝生を育てています。
実は私も今まで何も考えずにホームセンターで芝生を購入していました。
しかし今年はネットで販売している芝生に興味があったので、取り寄せて何が違うのかを確認したんですよ。
するといくつか違いがあることに気づきました。
そこでこの記事では、ホームセンターとネット通販での販売方法の違いや金額、芝生の品質にどんな違いがあるかを解説します。
この記事を読めばそれぞれの購入方法の違いによるメリットやデメリットがわかるため、違いに納得したうえでお財布にやさしい購入ができるようになりますよ。
ホームセンターとネット通販の販売方法の違い
芝生を購入する場合、ソッド(切り芝)、ロール芝、種のいずれかで購入できますが、今回は手軽に購入できるソッドの購入について説明します。
※この記事では途中から読んでもわかるように「芝生ソッド」として記載しています
芝生ソッドはホームセンターかインターネットで購入が可能です。
ホームセンターで購入する場合
ホームセンターの園芸コーナーで芝生を取り扱っていることが多く、そこで購入することができます。
品種は高麗芝やTM9など、その店舗によって取り扱いが違うので、お近くの店舗に問い合わせてみてください。
だいたい3月上旬には入荷時期や入荷品種がわかるので、入荷時期に合わせて芝生を張る準備を行いましょう。
店舗によっては追加発注することなく、入荷が1度限りの店舗もあるので売り切れには注意してください。
店舗で購入する場合は、実際に積みあがっている芝生ソッドを実際に確認し、その中から状態のよい芝生ソッドを選ぶことができますし、インターネットで購入するより割安で購入することができます。
ただし、店舗の管理が悪かったり、売れ残っている場合は芝生ソッドの状態が悪く、最悪の場合は枯れている芝生ソッドが混じっている場合があるので注意してください。
以前、35束(35㎡)購入したうちの 1束(1㎡)が枯れていました
大量に購入する場合は、トラックを貸し出してくれる店舗もあるので確認してみましょう。
インターネットで購入する場合
ネットで購入する場合は一年を通して購入することができますが、やはり張替え時期のベストシーズンの3月頃に購入することをおススメします。
やはりおススメの時期は品薄になる可能性があるので、こまめに在庫をチェックしましょう。
ネットで購入する場合、商品によっては「○○円以上は送料無料」というのをよく目にしますが、芝生ソッドの場合送料無料の販売店を見つけることができませんでした。
そのためネットで購入する場合は芝生ソッドの金額にプラスして送料がかかってしまいます。
しかし、販売店が管理した新鮮な芝生を発送してくれるため、枯れの心配をせずに芝生張りをすることができます。
暑い時期に注文すると、クール便になる場合もあるので、送料を抑えたい場合は早めに注文しましょう
どんな形で売られているのか
芝生ソッドは、発芽前の段階で販売されるため、ホームセンターもネット通販も緑色ではなく茶色いソッドで販売されています。
また、ホームセンターでもネット販売でも束で販売されていて、
幅:約37cm x 縦:約30cm の1枚の芝生ソッドが 9枚1束 になっています。
そのため1束で約1㎡のサイズで購入できます。
ホームセンターとネット販売の芝生ソッドは基本的に変わらないのですが少し違った点が2つあったので紹介します。
ホームセンターの方が土が多く付いている
芝生ソッドは芝生だけで売っているのではなく少し土が付いた状態で販売されています。
ホームセンターとネット通販を比べるとホームセンターの方が多く土が付いています。
(ネット通販の方は送料を抑えるためにあえて土を少なめにしているのかもしれません)
また、ホームセンターの芝生ソッドはソッドごとや一枚のソッドの中でも土の付き方にムラがありましたが、ネット通販の場合は薄いながらも均一に土が付いていました。
ネット通販の方が発芽の割合が多い
芝生自体を比べるとホームセンターよりネット通販の方が若干緑が多い印象でした。
今回ホームセンターで購入した芝生ソッドは入荷したてのソッドなので、比較的程度の良いソッドを購入できましたが、入荷して日が経つと品質が落ちる可能性があります。
すぐに張らない場合は立てて保管する
購入後すぐに張ることができない場合は、束のままの芝生ソッドに散水し、陽の当たらない風通しの良い場所で立てて保管してください。
しかしこれは一時的な保管方法なので、できるだけ早く張るようにしてください。
張った後の経過
実験的にホームセンターで購入した芝生ソッドとネット通販で購入した芝生ソッドを同じ環境で育てて、生育に違いが出るか観察してみます。
■1か月経過の比較(3月20日)
芝生ソッドを張って1か月経過後の違いがこちら。
ホームセンターの方が緑が薄く葉が小さいですが密度が高いです。
ネット通販の方は緑が濃く葉は大きいですが密度が低いです。
■2か月経過の比較(4月20日)
芝生ソッドを張って2か月経過後の違いがこちら。
ホームセンターの方は順調に育ち穂を付けるまでになってきましたが、ネット通販の方は枯れた部分が目立つようになっています。
ホームセンターのソッドに比べネット通販のソッドは土が少ないため、保水力が弱く、水切れを起こしているようでした。
この期間は朝に1度だけ散水をたっぷりしていたのですが足らなかったようです。
でもこんな時でも焦らずに、しっかり目土をいれてたっぷり散水すれば回復するはずです。
今後は朝夕2回散水し様子を見ていきます。
■3か月経過の比較(5月20日)
芝生ソッドを張って3か月経過後の違いがこちら。
ホームセンターの方は順調に育ち未だに穂を付けて育っている。
ネット通販の方は目土と散水のおかげで枯れた部分が目立たなくなり、密度も高くなって回復してきている。
■4か月経過の比較(6月20日)
芝生ソッドを張って4か月経過後の違いがこちら。
ホームセンターのソッドもネット通販のソッドも変わらない成長をしています。
■5か月経過の比較(7月20日)
芝生ソッドを張って5か月経過後の違いがこちら。
ホームセンターのソッドもネット通販のソッドも変わらない成長を続け、目地も埋まり始めています。
経過については随時更新していくわね
芝生1㎡を張る場合にかかる費用の違い
芝生を張る際に芝生ソッドと目土が最低限必要です。
(目土とは芝生を張る際に使用する土のことです)
ここでは芝生の品種を高麗芝とTM9に絞って、ホームセンターとネット通販で購入した場合の比較をしていきます。
目土に関しては標準的な14ℓで比較しています。
私の地域のホームセンターでは高麗芝が648円/㎡に対しTM9は1,480円/㎡、目土は14ℓで398円/袋でした。
ネットで購入する場合は高麗芝は600円/㎡に対しTM9は1,200円/㎡となっており、芝生ソッド単体で見るとネットの方が安いですが、送料などを考えると断然ホームセンターで購入した方が安いです。
税抜価格 | 高麗芝(㎡) 送料(北陸地方) | 目土(14ℓ)※1 | 費用 |
ホームセンター | 648円 なし | 796円 | 1,444円 |
ネット通販 | 600円 1,520円 | 2,500円 | 4,620円 |
税抜価格 | TM9(㎡) 送料(北陸地方) | 目土(14ℓ)※1 | 費用 |
ホームセンター | 1,480円 なし | 796円 | 2,276円 |
ネット通販 | 1,200円 1,520円 | 2,500円 | 5,220円 |
限られた条件での格安購入方法
限られた条件ではありますが、ネット通販の販売店で直接店頭販売してくれる店舗があります。
芝生ソッドをネットで注文し、店頭で受け取り、目土をホームセンターで購入すると格段に費用を抑えることが可能です。
税抜価格 | 高麗芝(㎡) ネット販売 店頭受取 | 目土(14ℓ)※1 ホームセンター | 送料 | 費用 |
600円 | 796円 | なし | 1,396円 |
税抜価格 | TM9(㎡) ネット通販 店頭受取 | 目土(14ℓ)※1 ホームセンター | 送料 | 費用 |
1,200円 | 796円 | なし | 1,996円 |
購入の違いによるデメリットとメリット
ホームセンターとネット通販でのデメリットとメリットをそれぞれにまとめたので、あなたに合った方法で購入を検討してください。
ホームセンターのデメリット
ホームセンターによっては希望の品種を取り扱っていない場合や、芝生自体を取り扱っていない場合があるので購入自体できない場合があるので取扱いがあるか事前に店舗に確認しましょう。
取扱いがあっても、店舗の管理が悪いと芝生ソッドが蒸れていたり、購入の時期によってはすでに枯れている可能性もあります。
そのため事前に入荷日を確認しておいてください。
芝生ソッドを購入後は自宅に持ち帰えらなければならず、車への積み下ろしが大変です。
また、芝生ソッドを積むと、車の中が芝生と土で汚れてしまいます。
そうならないためにも、大きめのシートを準備しておくと便利です。
運送用のトラックを貸してくれる店もあるよ
ホームセンターのメリット
入荷日を確認しておけば、入荷したての芝生ソッドを購入でき、しかもたくさんの中から程度のよいモノを実際に見て選ぶことができます。
店舗で購入するため送料がかからず、費用を抑えることができます。
また、購入してすぐに芝生を張ることができるため、張っている最中に芝生ソッドが足らなくなってもすぐにホームセンターで買い足しが可能です。
事前に入荷日を確認しておけばよいモノを選べるね
ネット通販のデメリット
芝生ソッドの価格に加え送料が発生します。
また、発送から到着までに数日かかるため、芝張り作業日を逆算して注文する必要があります。
そのため、芝張り作業中に芝生ソッドが足らなくなった場合、再注文が必要になるため、作業を中断しなければなりません。
あらかじめ芝生を張る面積を計算しておき、もし余ったらストック芝にしましょう。
再注文の時にまた送料がかかっちゃう!
ネット通販のメリット
専門店がネット通販を行っているため取り扱い品種が多く、希望の品種を選ぶことができます。
品質についても、専門店が管理した品質の良い芝生ソッドを使用することができますし、指定した住所まで発送してくれるため、運送する手間がいりません。
朝切り取って、その日のうちに発送してくれるのはありがたい
以下に各デメリットとメリットをまとめました。
デメリット | メリット | |
ホームセンター | ・取扱い品種が少ない ・枯れている場合がある ・自宅まで運ばなければならない | ・実物を見て購入ができる ・送料がかからない ・すぐに芝生を張ることができる |
ネット通販 | ・送料がかかる ・届くまでに数日かかる | ・取扱い品種が多い ・管理された芝生を購入できる ・運ばなくても自宅に届く |
よくある質問
- Q芝生を取り扱っているホームセンターを教えてください
- A
- Q芝生を取り扱っているサイトを教えてください
- A
ネット販売で芝生を購入できるサイトの一例は以下の通りです
- プロジェクト鹿児島
楽天市場芝生ジャンル連続1のお店で朝切り出した芝生ソッドを発送してくれます - アグリショップひむか
芝生ソッドに加えロール芝も取り扱っているお店で100㎡以上の業者向け販売も可能 - サンワショッピング
ロール芝を専門で扱っているお店で3,980円以上の買い物で送料が無料です - 鳥取県芝生生産組合
- プロジェクト鹿児島
「購入方法による芝生ソッドの違い」のまとめ
ここまで読んでいただいたあなたは、ホームセンターとネット通販と違いを理解できたと思うので、納得して芝生ソッドを購入できるはずです。
少しでもお財布にやさしく、他より品質の良い芝生ソッドを購入して素敵な芝生ライフの第一歩を踏み出しましょう。
芝生ソッドを購入後、張り方を詳しく知りたい場合は、この記事をご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。