こんにちはドリーです。
今回は薬液散布に使用する液肥混入器アクアミックスについて解説します。
薬液の散布にアクアミックスがイイってホント?
アクアミックスって少し高くない?
薬液を散布するのにジョウロで何度も薬液を作っていませんか?
散布器には興味はあるけど、高額だからという理由だけで未だにジョウロで薬液を散布していませんか?
今のままジョウロ散布を続けていくと無駄な時間が増える一方ですよ。
休日の限られた時間を無駄に使いたくないですよね。
私は芝生を育てて5年目で、今年ついにアクアミックスを買いました!
実は私も「お金をかけたくない」という理由だけでジョウロで何時間もかけて薬液を散布して、大事な休日の時間を何も気づかないまま消費していました。
しかしアクアミックスを使ったところ「今までなんてもったいない時間を過ごしていたんだ」と後悔するぐらいに作業時間を短縮することができたんです。
是非あなたにも早く使ってもらい、無駄な時間を減らしてほしいです。
そこでこの記事では作業時間を圧倒的に短縮する液肥混入器アクアミックスの基本情報や使い方の説明、使った感想について正直に解説しています。
この記事を読めば購入前の疑問や不安が取り除かれるため、購入後にこんなはずじゃなかったということがなくなるので是非最後まで読んでください。
あなたもアクアミックスを使って、空いた時間を家族とのかけがえのない時間に使いましょう。
常に品薄だから見つけたら迷わず購入だよ
「アクアミックス」の基本情報
アクアミックスAquamixはスイス製の手持ち式液肥混入器(スプレイヤー)です。
タンクに液肥や粉末を溶かした液体をタンクに入れ、水道ホースにつないでそのまま散水することができます。
4つの特長
1. タンク容量は1.25ℓ
タンクはプラスチック製で0.1ℓ刻みのメモリ付きで1.25ℓまで入ります。
※画像はわかりやすくするために目盛りを書いています。
2. 水平を保つタンク
トリガーを回転させてもタンクが水平に保たれるようになっている。
3. 重りとフィルタが付いている吸い込み口
吸い込み口は適度な重さがあり、フィルタが付いている。
適度な重さがあることにより、タンクが傾いても残り少ない液体を吸い込むことができ、フィルタがあるので液体以外は吸い上げない構造です。
4. ダイヤル式希釈設定
希釈率は4種類でシャワーヘッド部を回転させることで調整が可能。
- 0.2%:500倍(原液1ℓで500ℓ散布可能)
- 0.5%:200倍(原液1ℓで200ℓ散布可能)
- 1.0%:100倍(原液1ℓで100ℓ散布可能)
- 2.0%:50倍(原液1ℓで50ℓ散布可能)
使い方は3ステップ
簡単な3ステップで使用可能です。
- タンクに薬液を入れる
- ダイヤルで希釈率を設定する
- 本体に水道ホースをセットする
1. タンクに薬液を入れる
本体のタンクに水や液体肥料などを入れて散布します。
水に溶けるものであれば粉末の農薬、除草剤、殺虫剤であっても一次希釈液として使用することで散布が可能です。
フィルターが付いているので溶け残りを吸い込んで詰まることはありません。
2. ダイヤルで希釈率を設定する
基本情報で説明したようにシャワーヘッド部のダイヤルで希釈率を設定します。
3. 本体に水道ホースをセットする
一般的に販売されているホースのジョイントと同じ形状なので、ホース先端のノズルをアクアミックスに取り替えるだけで使用可能です。
本体にホースをセットし、手元のトリガーを握ると、ホースの水とタンクの中の液体が設定された希釈率の薬液になって放水されます。
購入した理由は薬液散布の時間短縮
薬液散布に2時間以上かかっていたんです。
私の芝生の面積は35㎡(大型バス約1台分)あり、今までの薬液散布はジョウロで行っていました。
ジョウロで薬液散布を行う場合
- バケツに水を入れる
- 薬液を計って入れる
- バケツの中で水と薬液を混ぜる
- 薬液をジョウロに移し替える
- 散布領域に薬液を散布する
を10回以上繰り返して2時間以上かけて薬液を散布していたんです。
何とかこの作業の時間短縮をしたくて、何か良い商品がないかを探していた時に、Twitterでこの商品を紹介してもらったんです。
紹介された後に液肥混入器についていくつか種類を調べて、口コミ(後で紹介しています)もよかったので真剣に購入を考えました。
その時のツイートがこれです。
でも金額を見て正直迷いました。
限られたお小遣いの中これを買ってよいものなのか。
ジョウロで散布すれば今まで通りお金はかからない。
そこで考えたんです。
この先何度も薬品散布を行うのにどれだけの時間がかかるかと。
それと同時に金額を使用回数で割った場合の1回当たりの金額も考えてみました。
仮に1年で殺菌剤を3回、殺虫剤を4回、農薬を5回散布した場合、1年で12回使用することになり、時間は約24時間かかることになります。
それをアクアミックスを購入することで、1回の作業が2時間から30分に短縮されると仮定して、約18時間節約することになり、1回当たりの金額は約520円になる。
と数字で考えました。
アクアミックスを使用するとしないで、毎回の作業ごとに確実にこの数字が開いていくと考えた時、購入を決意しました。
実際使ってみると2時間かかっていた作業が15分程度で終了し、予想していたよりもはるかに時間短縮ができたので、買ってよかったと満足しています。
実際の使い方
害虫駆除剤スミチオンを実際に散布した際の作業手順を例に解説します。
作業手順は次の3ステップです。
- タンクに一次希釈液を作成する
- ヘッド部で希釈率を設定する
- タンクの中身が無くなるまで散布
使用する道具
今回の薬品散布に使用する道具はコチラ
- アクアミックス
- 殺虫剤
- 展着剤
- 計量用注射器
- 防護眼鏡と手袋とマスク
アクアミックス:液肥混入器
今回はこれを使って薬品を散布します。
殺虫剤:スミチオン
野菜や果樹、イネ、麦類、草花、庭木などの害虫に効果のある代表的な園芸用殺虫剤。
コガネムシ類の幼虫、シバツトガ、スジキリヨトウ、シバオサゾウムシに効果があります。
展着剤:ダイン
殺虫剤等の散布液に加えることで、薬剤が植物や病害虫にむらなく付着し、薬剤の効果を高めます。
計量用注射器:希釈液を計測する際に使用
100均の商品で、化粧品を移し替えるために使用するもので代用します。
防護眼鏡と手袋とマスク:薬品散布時は必ず着用
散布された薬液を直接皮膚に付着したり、直接吸い込んだりしないよう必ず眼鏡、手袋とマスクを着用してください。
1.タンクに一次希釈液を作成する
タンクに直接原液を入れても問題ないですが、今回は念のためタンク内に一次希釈液を作成して散布します。
スミチオン使用量は1,000倍希釈で3ℓ/㎡なので100㎖のスミチオンで約33㎡散布可能です。
今回はタンクに10倍の一次希釈液を作成し1.0%(100倍)の希釈率で散布します。
※10倍(一次希釈液)x 100倍(希釈率)= 1,000倍希釈
今回はスミチオン1瓶(100㎖)に対しての希釈計算をしているから
ここからは あなたの芝生の面積に合わせて計算してね
I. 水と展着剤を混ぜる
空のタンクに890㎖の水を入れ展着剤(ダイン)を入れかき混ぜます。
ダインは水1,000㎖(1ℓ)に対して0.1㎖〜0.3㎖の割合が適量。
ダインの1滴は約0.05㎖なので水1,000㎖(1ℓ)に対して2~6滴程度。
今回は最終的に100ℓの薬液を散布するため、ここでは100ℓに対する量の展着剤(10㎖)を水に混ぜます。
必ず 水→展着剤→薬液の順で混ぜてください。
タンクが空の状態で展着剤を入れると、タンクに展着剤が張り付いてしまい、展着剤の効果を充分に発揮させることができません。
特にタンクがプラスチックの場合は、目に見えない細かい穴に展着剤が入り込み、水と混ざらない場合があります。
また、展着剤を入れる前に水と薬液を混ぜる場合でも、展着剤がないと水と薬液が充分に混ざらずに沈殿を起こす場合があるので、
水→展着剤→薬液の順で混ぜていきましょう。
II. 殺虫剤を混ぜる
展着剤入りの水(900㎖)にスミチオンを1瓶(100㎖)入れてかき混ぜます。
これでタンクには10倍の一次希釈液1,000㎖(1ℓ)ができました。
2.ヘッド部で希釈率を設定する
10倍の一次希釈液を使用するので、ヘッド部の希釈率は1.0%(100倍)にセットします。
この設定でアクアミックスからは1,000倍に希釈された薬液が散布されます。
3.タンクの中身が無くなるまで散布
トリガーを引いてタンクの中身(一次希釈液)が無くなるまで散布します。
散布されている希釈液はスミチオンの原液100㎖(0.1ℓ)に対して1,000倍なので100ℓ散布可能。(0.1ℓx1,000倍=100ℓ)
使用量が1ℓ/㎡の場合は100㎡散布可能ですが、スミチオンの場合は3㎡/ℓなので1㎡に3ℓ必要。
そのため100㎖のスミチオンの散布範囲は約33㎡となります。
タンク内の一次希釈液が無くなると放水されている水が透明になり放水音が変わるのでタンク内が空になったことがわかります。
空になるということは今回の散布量(33平方メートル分)が終了したことになります。
散布量に対する原液量(スミチオン)の一覧表
スミチオン100㎖で散布できる面積を一覧にしましたので、あなたの芝生の面積と照らし合わせてください。
原液量 | 15㎖ | 30㎖ | 45㎖ | 60㎖ | 75㎖ | 90㎖ | 100㎖ |
散布可能面積 | 5㎡ | 10㎡ | 15㎡ | 20㎡ | 25㎡ | 30㎡ | 33㎡ |
33㎡以上散布する場合は大容量がお得ですよ
散布後のタンクの様子
散布後にタンクの中身の残量を確認したところ、ほぼ薬液は残っておらず、フィルターも詰まりは無くほぼ全液散布できました。
散布後はタンクを水でゆすいだ後、水だけのタンクで散水し、残液をキレイに洗い流しましょう。
メリットとデメリット
実際に利用して思ったデメリットとメリットを正直に挙げます。
4つのデメリット
- 品切れが多い
- 散布量がわからない
- 手元のタンクがぐらつく
- 他の製品より値段が高い
品切れが多い
人気商品のため品切れしてる場合が多いです。
そのため取扱店をこまめにチェックし入荷を確認しましょう。
見つけた場合は迷わず購入をおススメします
散布量がわからない
今回のような3ℓ/㎡の場合、今まではジョウロで3ℓの薬液を作り1㎡に散布をしていたので決められた範囲に決められた容量を散布できていました。
しかしアクアミックスは、タンクの薬液が無くなった時点で全体の散布が完了ということなので、タンクの残量を確認しながら散布面積全体にまんべなく散布しなければなりません。
何度か使用していく中で散布の感覚を覚えていけばよいと思うよ
手元がぐらつく
本体を傾けてもタンクが水平になる仕様なので、タンクがふらつきやすい設計になっています。
大きく横に振りながら散布すると遠心力でタンクが左右に振られ、手元が安定しません。
散布中は人差し指でタンクを抑えながらトリガーを引けばタンクは安定するよ
値段が他の製品より高い
他の液肥混入器(スプレイヤー)に比べ価格は高い商品です。
他の商品の一例としてトヨチューのスプレイヤー「AQUA+」は約2,500円程度で入手可能です。
しかしAQUA+は
- タンク容量は500㎖しかない
- 希釈率が100倍固定で変更することができない
- 水量を10ℓ/分に調整する必要がある
といった点があります。
そこをカバーできればAQUA+もよい商品ですよ
3つのメリット
- デメリットを払拭するほどの圧倒的時短
- 使い方が簡単
- 電池・電気を使わない簡単な構造なので、丈夫で壊れにくい
デメリットを払拭するほどの圧倒的時短
私の場合、今まで2時間以上かかっていた薬品散布作業時間が1/8の15分程度に短縮され、1時間45分も時間を作ることができました。
もしこれを4回行った場合、7時間の節約になります。
この時間をたった6,800円で手に入れることができるのであれば安い買い物です。
もちろん使用する回数に応じて時間の節約の差は開く一方です。
一回でも多く利用して時間の節約を行いましょう。
もちろん後片付けの手入れも簡単でなので、もうジョウロでの散布は考えられません。
なんでもっと早く買わなかったんだろうと思うくらい大満足です
使い方が簡単
購入前は海外製品なので抵抗がありましたが、使用方法はわかりやすく、説明書がなくても簡単に使用できました。
使い方はシンプルで
- タンクに薬液を入れる
- ダイヤルで希釈率を設定
- 本体に水道ホースを接続
だけなので誰でも簡単に使用できます。
電池・電気を使わない簡単な構造なので、丈夫で壊れにくい
電力を使用しておらず電源が不要なので
- 使いたいときに充電がない
- 電源コードの確保
- 電池切れの心配
といったストレスがありません。
また、機械のような繊細なものがついていないため、作りがシンプルなので丈夫で壊れにくいです。
口コミ
実際に購入した人々の口コミとレビュー評価ををまとめたところ、レビューを付けた半数以上の人たちが★5を付けており、★3以下はありませんでした。
★5 | ★4 | ★3 | ★2 | ★1 | |
レビュー数 | 13 | 7 | 0 | 0 | 0 |
その中で悪い口コミと良い口コミをまとめました
悪い口コミ
- 持つ位置が悪いと漏れるかも。
- 水の勢いが割と強いので小さい植物に使用するときには気をつける必要がある。
- 説明書がないがYoutubeで説明があったので大丈夫だった。
- 希釈表がないのが残念です。
良い口コミ
- 思った以上に活躍します。
- 以前はジョウロで何回も撒いていたが、一回ですみとても便利です。
- 値段は高く感じますが便利で時間削減ができるので買いだと思いました。
- 値段を見て本当に使えるのかと悩みましたが、購入して良かったです。
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よくある質問
真水で洗浄後、直射日光を避けて保管する
散布終了後はタンクを3回以上水洗いした後、タンクに水だけを入れて散水し、本体全体の薬液を洗い流してください。
散水が終わったらタンクを空にして、十分に乾かしてから直射日光を避けて保管してください。
以下の説明書が付いています
アクアミックスのほかに液肥混入器を紹介します
「アクアミックス」のまとめ
アクアミックスは、タンクに薬液を入れて希釈率のダイヤルをセットして水道ホースをつなぐだけで簡単に使用でき、圧倒的に薬品散布の時間を短縮してくれる非常に便利な液肥混入器です。
今回この記事は、私のように1回の金額だけを見て購入しない人に、長い目で見た時に必ず買ってよかったと思える商品だったということを伝えたくて書きましたが、決してジョウロでの散布を否定しているわけではありません。
しかし、もしジョウロでの散布を何とかしたいけど金額がどうしてもと思う場合は、私のように今後の散布回数と散布時間を計算してどのくらいの時間が短縮されるかを数字で出してみることをおススメします。
あなたもアクアミックスを使ってこれからできる自由な時間を有効に使いましょう!
最後に私にアクアミックスを紹介してくれた芝JUNさんの紹介動画を紹介しますのでご覧ください。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。